ここは流沙河の水底

ほっこり日常生活

センシティヴを飛び越える

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「いちばん最初に入場してあのへんの席に座ってたら、参加者アカウントと顔は全部紐づけできるよなあ」と、入場した瞬間からモヤモヤしていた。

イベント運営側の立場として、最近は何をやるにしても個人情報保護法のプレッシャーがあり、参加者情報を取得するビジネス系イベントであれば当然非常に厳密だし、SNSアカウントで気軽にエントリできるようなイベントであれば、参加者に発行されたチケットコードを読み取ってチェックインするアプリを使って、アカウントと本人を紐づけしにくい体制をとっている。なぜなら現実世界に匿名のSNSアカウントを持ち出す必要はないし、本人が知らない間に第三者に「あれが〇〇か~!」と身バレさせてしまう状況を作るのはよくない。身バレやカミングアウトは本人の意思でのみ行い、繋がりたければ当事者同士で繋がればよいことである。用心深く、リテラシー高めの人であれば本人が気を付けているだろうが、そうじゃない人たちがまったく気を付けていなかったとしても絶対に運営側から個人情報の漏洩はしない、それくらい、ネットと現実の世界の接点はセンシティヴなものであるべきと思っているからである。

冒頭のひと言であるが、今回のイベントは、非常にイベント慣れしていない人が仕切ってる風に感じていて、たとえば、参加者が出入口側に顔を向けて座る会場座席配置、参加者にアカウント名がバレるような受付配置や手段、物販の金銭管理など、なんちゅう無神経なことをしてるんだ…と、地方のお堅めイベントしか知らないカッペには理解できないかもしれないけど~都会のサブカルくそイベントはこうなんですよ~と言われたらそれまでかもしれないが、それにしても雑だろ!鈍感すぎだろ!と帰宅直後に「禿田さんのイベント運営くそ過ぎw」的な姑根性まるだしエントリを書き始めたくらいであった。その途中で寝落ちしてしまって、目が覚めた直後にW杯の結果を確認しようとしてるうちに事件を知ったわけであるが。

増田は小町・家庭系(生きがい)、お嬢鯖部(中部地方の美術館博物館に行きたくなる)、漏らした話(まじで好きなのでみんなもっと漏らしてほしい)とをメインで読んでいるため、「低能先生」のことも禿田さんのエントリで初めて知ったくらいで、特に接点も、気にしたこともなかった。容疑者となった今でも彼自身に対して憤りなどを特に感じることもなく、かと言って同情や共感もしていないけど、「ネットトラブルでの怨恨」という個別に向かった殺意というより「手の届くところやってきた特定可能なアカウントだったから」という無差別感を出されると、ちょっと震える。やる気があって、参加ボタンを押して、あのへんの席に座ってたら、もっとキルレシオは上がっていたかもしれない。

b.hatena.ne.jp

ほぼ通常営業に戻ったというのに、こういうのを読むとうわ~ってなる。そうやってフワフワする気持ちを落ち着けるために書いているので、なんだかなあという感じである。今回の一連の流れでトマトブロガーとはあちゅうに言及してるから次回アウトだと嫌だな~。

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